2回連続でWordPressネタで申し訳ない。いつも参加しているWordPressの勉強会、Word Bench Osakaでプラグインを翻訳するワークショップに参加したんですが、非常に面白かったのでフィードバックします。
翻訳したWordPressプラグインはCustom Post Type Makerです。カスタム投稿タイプとカスタムタクソノミーの作成が簡単にできるプラグインです。
カスタムなんちゃらについて詳しく知りたい人はこの辺の記事を参考にしてください。
あ、最後に翻訳したファイルをダウンロードできるURL貼ってあるので、使いたい人は自由に使ってね。
翻訳全然難しくないよ!ちょっと面倒だけど。 |
翻訳って難しい?
いえ、まったく。中学英語が出来れば何の問題もありません。ただ、好き勝手意訳してしまうと、表現が無茶苦茶なアプリケーションになってしまい、皆から嫌われるので、”翻訳ガイドライン”というのに目を通しておくといいです。
WordPressの翻訳ガイドライン
OK、目を通してくれたかな?
では早速翻訳に必要なソフトをインストールしましょう。
Poedit: Download
あと、翻訳を素早くやるのに必須のツール
Google Translator Toolekit こっちはWEBサービスなのでブックマークするだけでOK
いざ!翻訳!
先に上げたソフトをインストールすればすぐにでも翻訳できるようになります!翻訳自体は超簡単なんだけど、どうやって始めればいいのか?が一番難しいんですよね。
翻訳の始め方を知るにはこちらのスライドを見ましょう。
非常に丁寧に解説されています。
翻訳の落とし穴
超簡単だよ、を連呼していましたが、実は今回翻訳したCustom Post Type Makerには翻訳ファイルが事前に用意されていないという不親切さ。まずは翻訳に必要なPoファイルを作成するところからはじめなければなりませんでした。
Poeditを起動して[ファイル>新規カタログ]を選択して新しい翻訳ファイルを作成しました。
設定サンプルはスクリーンショットを確認してください。
言語欄には"ja"と入力するだけ |
キーワードに"__"(アンダーバー2つ)と"_e"を追加するだけ |
いざ!翻訳!(2回目)
翻訳する際はまず、PoファイルをGoogle Translator Toolkitにアップしましょう。8割方、勝手に機械翻訳してくれる。 |
一人はGoogleの翻訳を伝え、一人はPoeditで入力、一人は翻訳ガイドラインを確認してチェック、入力担当が疲れたら別の人が交代をする、という理想的なチームワークで作業を進めました。
また、Poeditだとローカルのファイルを直接編集できるので、翻訳途中の結果を逐次ローカルにインストールしたWordPressで確認するということができたので非常に良かったです。
翻訳ファイルをプラグイン作者に送りつける
なんとか翻訳が完了したので、プラグイン作者に翻訳結果を送りつけましょう。Direct contact (@jornbakhuys)とプラグインの画面に書かれていたのでTwitterで連絡しました。
翻訳したよって作者に連絡 |
英語圏の人なので当然英語で連絡するわけですが、用件だけ伝えればOKです(宮内さん談)
挨拶とか鬱陶しがられるので割愛します(宮内さん談)
で、僕はなんと連絡したのか?画像を見てもらったらわかりますが、以下翻訳です。
やあ!僕らはCustom Post Type Makerプラグインを日本語に翻訳したよ。今からマージしてね!今すぐだよ!
君がタイポしてるの見つけたよ:Wordpress。直してよね!(※正しくはWordPress)この程度の英語なら皆できるよね?
返信がなければ、公式フォーラムや個人のメールアドレスにも同じ文章を送りつけて、プラグインに反映するまでしつこく連絡することになります。
…失礼じゃないかって?
とんでもない、英語圏の奴らのほうがよっぽど失礼ですよ。これぐらい全然OK。
WordPressは英語圏がメインなので彼らの文化に合わせましょう。日本式コミュニケーションでは何も解決出来ません。要求は徹底的に突き付けたほうがいいのですよ。(宮内さん談…じゃないかも)
翻訳ファイルを公開
作者に連絡する前に翻訳ファイルを公開しなければなりません。今回はGist上にhissyさんが途中まで翻訳したファイルがあったので、Forkして上書きしました。
Gistについて
さあ皆お待ちかね、翻訳ファイルのダウンロードはこちらから!
tomotomo / cptm-ja.mo (画面左、Download Gistからダウンロードしてね)
ダウンロードしたファイル内にある
cptm.po
とcptm.mo
を/custom-post-type-maker/lang/
以下にコピーしましょう。ファイル設置場所がCodexの規約から外れていますが、ソースコードにそう書かれているので仕方ありません。興味ある人は下記コードを読んでみてください。
# custom-post-type-maker.php at line 47 // set textdomain load_plugin_textdomain( 'cptm', false, basename( dirname(__FILE__) ).'/lang' );
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